JMXR7(2022)

大会結果報告

全日本モトクロス選手権第7戦
開催日:11月13日
開催地:スポーツランドSUGO(宮城県)
天候:曇り
結果:総合1位(3位/1位)

 今大会は、かなりリラックスして臨めました。前大会のオフロードヴィレッジではリラックスしているつもりでしたが、いざ走ってみると思うように走れませんでした。それと比較してもレース前からかなりリラックスしてて本当にノンプレッシャーでした。予選はトップで通過しました。予選ヒートでも腕が上がりしました、マシンと一体感がないような感じが少しあり意外と路面がいつものSUGOと違い、硬いところと轍ができた柔らかいところが混在していました。レース後今大会はメリハリが大事だったんだなと感じました。ヒート1までのレースではそれができてなくて硬いツルツルのとこでもがんばってしまっていました。

ヒート1はスタートで少し出遅れました。勝ちたいという気持ちが強かったので、「追わないと」って気持ちで雑になってしまってました。序盤に順位を上げるために色んなところでトライしていたら腕上がりを起こし25分のレースのうち20分はもう我慢のレースでした。このヒートでは自分のライディングにフォーカスすることができていなかったです。

今大会ではスタートは全てイン側から出ていましたが、一度も成功していませんでした。予選、ヒート1も出よう出ようと意識しすぎていましたが、ヒート2は開き直って「今日はもう出れない日だ、出れなくてもいいや」くらいの感じでいきました。やはりスタートでの飛び出しは決まりませんでしたが、その後はヒート1の失敗から学び、自分のやるべきことを淡々とやろうと思って走りました。順位はすぐ2番手に上がり、トップの能塚選手追いつきました。そこからは接近するまでもパッシングポイントも難なく、展開的にはすごく冷静に進んでいきました。トップに立ってからも淡々と自分のできる最大限のことをやるのに徹しました。中盤までは、後方もなかなか離れませんでしたが、後半ラスト3周以降は一気に離れていったので終盤はリラックスして走りきれました。去年から追われる展開のレースに苦手意識があり、それを克服するためにメンタルトレーナーの協力の下にトレーニングを積み重ねてきました。その成果が最後のレース、最後のヒートで完全に克服できたなって思えるような展開だったと思います。
シーズンを終えて
ずっと目指してきたIA1チャンピオンでしたが、もうやりきったという感じっていうより、過去の偉大な選手はこれを12回も達成したんだなって思うと1回で喜んでていいのかなという気持ちにもなりました。去年まで一緒に走ってた山本選手も4回取っているし、そこにやっと1回取っただけなので来年以降そういう彼らに近づけるように続けていきたいという気持ちがあり、そうしないといけないなっていう気持ちになってます。今年8勝して表彰台を逃したのは1回でしたが、最終戦のヒート1やチャンピオンが決まったオフビでは全然完璧の走りじゃないと思っているしそういうところをもっと詰めて自分が強くなっていけば、もっと圧倒的に勝てると思います。隙のない、みんなに強いなって言われるようなライダーになりたい。それがここからの目標です。

今大会もご支援、応援ありがとうございます。
今シーズンも恵まれた環境でレース活動が終えられたことに感謝いたします。